医療科学類の概要

教育理念

医療を取り巻く状況は近年急速に変化しつつあります。感染症や生活習慣病の脅威、少子高齢化の進行、また子供たちの成育環境の悪化などが大きな社会問題となっている一方で、ヒトゲノムの完全解読宣言を受けて膨大なゲノム情報を利用して、種々の病気に対する新たな治療法の開発への期待も高まって来ています。臨床検査技術学の分野では、検査法の自動化と先進化にともない、これまでの検査室における検査にとどまらず、医師や看護師との強い連携のもとで、医療のプロフェッショナルとしての責任感と使命感を持ち、臨床に密着した業務を遂行する人材が必要になってきています。

 

本学類では、このような医療に対する社会の要請に即応するために、医療人としての責任感と使命感を身に付け、医科学の様々な分野で活躍するために必要な基礎的な知識、技能、態度を修得することを目指しています。

 

将来、医科学領域の研究・教育を推進し、また診断や治療に必要な新たな技術開発とその実践に関わって高度専門医療を担う人材を育成します。

 

医学群ガイドブック2019がダウンロードできます(PDF:3.1MB)

教育目標

4年間を通して一般的な科目(基礎科目)、専門的な教育科目(専門基礎科目、専門科目)が以下の教育目標を基盤として構成されています。筑波大学の特徴のひとつとして他学類あるいは他学群の授業を受けることができます。

 

  1. 基本的人権、公正な判断、及び高い倫理性に基づいて行動できる能力と様々な人間の状況や感情を受容し共感できる豊かな人間性を養います。
  2. 高度の専門知識と技能を身につけると共に、適切な判断に基づく主体的な展開能力と将来を先見した専門能力を養います。
  3. 医療・福祉などの他領域と連携し、人々の健康生活を援助し高いQOL(Quality of Life)実現に貢献できる能力を養います。
  4. 研究・開発に必要な創造力と学力を養うと共に、生涯にわたり自己学習を継続できる能力を養います。
  5. 国際性を志向し、積極的に国際医療活動に対応できる能力を養います。

医療科学とは

医療科学とは、広義では医科学と同義ですが、狭義では基礎医学と臨床(あるいは社会)医学とを結び、人々の健康と安全に寄与する学問・研究です。

 

心電図、脳波などの生理検査や、血液、尿、組織などの病理、化学、生化学検査をする技術を習得してチーム医療に参加するとともに、疾病の診断や治療に必要な臨床研究や基礎研究を行って検査技術の新たなる展開を目的とする学問です。

学ぶことは

1〜2年次の教育課程は両専攻共通で、各主専攻を専攻するための基礎学力や基本的な態度、思考法を身につけます。人体の構造と機能、疾病の成り立ち、保健医療福祉、医学検査学、臨床病態学、医用工学などを履修し、両専攻に共通の基礎と技術を学びます。3年次より医療科学主専攻と、国際医療科学主専攻の2つのコースを選択できます。

 

医療科学主専攻では、生化学成分分析、病因・生体防御検査、生理機能検査など臨床検査に必須の理論と実際を学びます。臨床実習で臨床検査の現場を体験するほか、医療科学の最先端を体験する卒業研究に従事し、医療科学研究に参画できる資質を獲得します。

 

国際医療科学主専攻では、医科学領域のグローバルな課題に取り組むための専門英語コミュニケーション力と研究実践力を重点に修得します。

画像

画像

 

画像